2011年6月16日 追記しました

ほんとに、最初の印象ってある意味すごーく“損の素”だなぁ・・・とつくづく思わされたのが、このパンやさんでしたわよ。

八千代中央駅近くの高架下、萱田南小学校の丁度真向いの場所へ今年5月に出来たパン屋さん「ラ・セン・デ・レーヴ Bell」。オープン当時は、そりゃもうすごいものでした。業務スーパーのほうまで列が出来て、1時間待ちくらいでやっと入ってもパンがほとんどなかったり・・・。

ある朝、ようやく母がゲットしてきましたが、菓子パンしか置いてなくて。

しかも

何だかよくある町のチェーン店でおいてあるようなパンのようでも、あるような、どうなのか・・・??

うーん、期待していたこだわりパンやさんの品とは、やや様子が違うべし。
これは一体・・・

その数週間後、再び母はチャレンジしてきました。
「今度はデニッシュっぽいパンがあったよ!」
手にした2種類のフルーツがのったデニッシュにご対面。したらですね、そのとき口にしたものは最初に食べた菓子パンは、まるで先日のものとは別物だったんです。

ハハよ、同じ店で買いなさったか??

200905-2.tenpo.jpg

随分と先日のパンとは、見た目も食感も全然違うじゃん!
やっぱり、ちゃんとしたこだわりパンやさんなのかな?(って、おい!)

でも食パンはまだ食べれていなし、あのデニッシュは一体何だったのか?と疑問は湧くばかり。気になってはいたんですがなかなか寄れる機会もなく、ようやく半年近く経った本日チャレンジ出来ました!

200905-1.tenpo.jpg

お店についたのは正午前くらいでしたが、お客さんはひっきりなしに入ってくるものの、以前のような混雑っぷりはありません。以前は扉に入店の人数制限をする張り紙がありましたが、それもなくなってます。でも、行列ができていた時には、間違いなく入場制限が必要かと思うほどいと思えるほど、こじんまりとした店内なんです。きっと6~7人も一度に入ったら、身動きがしづらいんじゃないかしら?

そんなスペースには、1種類のパンの数はそこそこに、食パンやデニッシュ、菓子パン系から総菜もの、フランスパンタイプからハード系まで、種類豊富に陳列されていました。
正面やレジ横にはラスクやクッキーなどの菓子類、サンドイッチやジュースなども置かれているし、さらには有機栽培珈琲が100円で販売されていて、店の前にあるテラス席でパンと一緒に楽しむことまで出来るんです。

こんなに制限された空間なのに、あますことなく上手に活用されていて、とても見やすいレイアウト。むしろこのくらいの空間のほうが、いろいろ歩き回ってパンを落としそうになることも、もう一度戻って取りに行くこともないから、いいのかも。

さて、今回購入したのは、6枚切りの食パン1斤とメロンパン、デニッシュパンに栗あんドーナツ、そしてロースカツサンドで、合計1,232円也。
さっそくお昼ごはんに、なび息子といただくことにしました・・・とテーブルに袋を置いておいたら!あ!!すでに食パンが1枚、かいじゅうに食われてるー!!やめてー!

200905-tenpo.3.jpg
食パン「ブルマンブレッド」(252円)

こちらは6枚切り(だけど写真はすでに残り5枚)のものを購入しました。
1枚を取り出そうとつまんだだけで、どれだけこのパンがもっちりしているかが想像つくようです。弾力があるけれど、そのまま指の形がついてしまいそうなほどぐんにゃり、そしてしっとりした感触。予想を裏切ることなく、口の中でも思い通りの食感に!
しっとり、もっちーりとしていて、さらに口に含んでいると何だか粘るような噛みごたえになってきました。ちなみに、白パン部分とは反対に、皮の部分は柔らかさはなくしっかり固めなタイプです。

この食パン、こんなに弾力があるのに発酵っぽい独特の香りがせず、全くクセのない風味でした。あと残りがなく、甘いパンの旨みをただただ堪能するような・・・。

普段はあまり食が進まないなび息子ですが、相当お気に召したようです。レンズ越しに横から手が伸びてきた!ああー、私の食パン返して~!

200905-tenpo.4.jpg
「マスクメロンパン」(150円)

これは・・・実はあまり買うつもりもなかったんですが、なび息子の強烈なアピールに負けてトレーへ。
でも、それで正解だった!
網目のついた表面も裏側も、思いのほか柔らかめ。中はふっくら空気を囲みつつもしっとりしたパン、そこへほのかにフルーツのような酸味を伴った甘いカスタードクリームが程良く入れ込んであります。
全くもって、甘すぎず、鼻に伝うメロンパンの香りが爽やかで・・・うーん、これはどこかで食べたことがある感じです。

ちょっと、新宿高野のメロンパンシリーズを彷彿とさせる風味があるんだわ!と思い出させるくらい、上品なメロンパンです。

200905-tenpo.5.jpg
「木の実のキャラメリゼ」(189円)

デニッシュ生地のパンの上に、アーモンドやクルミ、カシューナッツなどが砂糖でコーティングされているものがのってます。シロップで固められていないので、家で開けたらパックの中で木の実が全部横へ落ちてました!
全部上へ乗っけてから写真をパチリ。

ナイフを入れたらポロポロに崩れるかな?と危ぶまれましたが、周りはパリパリでも内側は適度にしっとりしていて、きれいにカットできました。
デニッシュ生地はプレーンのパイ生地を頂いているような、バターの風味を楽しめるほどシンプルなお味。その重すぎず、甘すぎずのパンが、砂糖に包まれた甘い木の実と丁度バランスよく組み合わさって、見た目から想像するような甘ったるいゴテゴテ感がしないんです。

200905-tenpo.6.jpg
「匠まるごと栗あんドーナツ」(179円)

白ゴマがたっぷりまぶされている揚げドーナツ。中華街のゴマ団子をそのまま2.5倍くらいの大きさにしたような感じです。
もっと油っぽいのかと思っていたのですが、カットしてもぐにゃーっと生地はつぶれませんし、パン生地はぺしょんとせずしっかりした状態が保たれていました。出来たてを購入したのもあって中がほんのり温かいし、やわらかなパンに包まれたこしあんとカット栗の主張しすぎない甘さ、そして白ゴマのプチプチとした食感が見事!

200905-tenpo.7.jpg
「ロースカツサンド」(462円)

4個入りで、それぞれに脂身が適度に入ったロースカツと千切りキャベツがサンドされています。見た目はちょっと脂がきつそうにも思えましたが、全然しつこくない上に、肉が柔らかくてサンドが崩れることなくきれいに食べられるほど!肉は噛んで飲み込むのが大変なのか、いつもから揚げくらいしか口にしないなび息子も、珍しく中身のカツに夢中になっていたくらいです。
その肉を包む衣はサクサク感が残っていながらも、甘くないソースが程よくしみてます。しっとりした食パンを持つその感触と、噛んだときのサクサク感のギャップがこれまた良い感じ!

なんか、一通り食べた後、すごく心に痛ーいものを感じました。
ああ、良かった・・・もう一度買いに来て!
しかも知り合いのママからも、あそこはデニッシュ系が良いということを聞いてましたが、いやいやデニッシュだけじゃない!
今回のメロンパンとか栗のパンみたいな菓子パン系だって、最初のとはまるで別物だったし。

最初のアレは、ほんとに一体なんだったのか・・・?
私の空想??

レジ横の窓からちらっと見えた、あのひげの素敵な方がオーナーさんだったかしら?ほんとすみません、常連にさせてくださーい!
こりゃ、母にも買って帰らなきゃ。

【追記】

200905-tenpo.9.jpg

2回目と今回の間に、一度だけ食パンを母からもらったんです。
でも、普通の食パンじゃなくて「匠食パン」なるもの。294円と「ブルマンブレッド」に比べてややお高めではありますが、何と言ってもこのパンのすごさはナイフを入れてみれば一目瞭然。

レジで別のお客さんが「6枚切りにカットして」と言ってたのに、このパンがカットできないんですって言ってたのよ、と母。

そんなバカな?

焼きたてから時間も経ってるし、今なら大丈夫なんじゃないのー??なんて言いながらパン切り包丁を差し込んだんですけれど・・・その理由はすぐにわかりました。

200905-tenpo.10.jpg

・・・無残に切り崩された1斤がこちら。
(途中であんまりにも大変なんで、新聞紙の上で作業。)

しっとりして生地にものすごい弾力があるんで、薄切りどころか1斤を2分割するのすらきれいになんてとてもカットできません。
これって、食べるときはどのようにするのが一番良い方法なのかしら?むしるようにして、なんとかちぎって頂きました。イメージとしては、紙粘土からひと固まりをつまみ取るような・・・。

口に入れた瞬間、日本酒のような香りが広がるんです。まさか、アルコール入り?!なび息子に食べさせても平気??

やや気になる風味でしたが、あとから分かったんですけれど、このパンは酒酵母を使っているようで、こういう風味がするんだとか。ですが、アルコール分は入っていませんし、もちろんベビーが食べても大丈夫。
むしろ、使用しているすべての材料にこだわりの天然安全素材なんだそうで、普通のパンより安心。

とにもかくにも、このパンの「もっちり」は想像の域を超えている!
何だか初めて出会うパンでした。

このパンよりは、今日買ったブルマンブレッドの方が、万人受けしそうなタイプですけれど・・・ぜひこちらもチャレンジしてほしい一品です。
そしてどうやっていただくのが一番きれいなのか教えてください・・・。

【2011年6月16日 追記】
先日お友達から「ベルの塩パンが美味しい!」と聞いて、久々に買いに行ってきました!
塩パンって最近流行っているのかしら、去年くらいからサンジェルマンやレフボンでも四角くて厚みのある塩パンが置かれていたり、他のパン屋さんでもときどき見かけます。

さて、お店に入って丁度焼き上がりが2枚置かれたので、すかさずトレーに頂きました。
確かに「塩パン」の値札が付いた場所にあったけれど、ベルの塩パンは何種類かあるのかしら?レシートには「塩パン・チーズ(168円)」という表記が。

230616-1.tenpo.jpg
↑ 焼き立てなのがもったいなくて、お店の前にあるテーブルに広げてしまいました。

230616-2.tenpo.jpg
↑ チーズがとろーり。「塩パン」というネーミングから想像するようなシンプルな感じではないので、もしかしたら何もかかっていないプレーンな商品があるのかしら?

相変わらずもっちりとした風味豊かなパン生地!
塩粒がちりばめられた表面のところどころに、クセがなくホワイトソースのようでもあるチーズがパンの中までたっぷり入っています。
食べ応え感がかなりあるので、ひとつでお腹大満足。

もしかしたら半年くらい来てなかったかもしれないベルパンでしたが、いつ来ても焼き立てが次々と出てきて、商品も豊富!楽しませてくれるパンやさんです。
デニッシュ生地やカスタードクリームがさらに美味しくなりました!とかかれたポップがあったりと、日々変化のあるベルパン。
今日はゆっくり見れなかったので、今度またチャレンジしてこなきゃ!

そうそう、ホームページがなくなってしまったのかしら?
リンクが切れていて、少し探してみたんですが見当たりませんでした。
ついでに聞いてこなきゃ。

●ラ・セン・デ・レーヴ Bell(ベル) 047-406-3801
千葉県八千代市ゆりのき台1-31(地図)八千代中央駅から徒歩3分
【営業時間】9:30~19:30
【定休日】日曜日・祭日
【ホームページ】http://hwsa3.gyao.ne.jp/bell-1978/