今週末はいよいよクリスマス!
平成23年も残り10日となりました!

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道の駅やちよの中にある農産物直売所「クラフト」さんでは、乾燥した空気と霜がおりる寒さが続くこの時期、漬物用の野菜が多く出回るようになります。
『いくら気温が下がってきても湿気を含んだ空気の中ではカビてしまいますが、空っ風が吹くような季節になってきたので、こうした漬物用の大根や白菜、渋柿なども出回っています。軒下など霜がよけられる環境であればご自宅でも簡単に野菜を干すことができますから、ぜひチャレンジしてみてください。』

大根ひとつにしても、一般的にお料理に使うような辛みの柔らかい青くび大根や、葉の根元まで真っ白で水っぽくならず調理できる三浦大根など品種はさまざまですが、このたくわんづくりに向いている品種が練馬大根など長細くて均等な太さのものだとか。
干す前は「こんなの食べ切れるものなの?!」と手に取りにくいけれども、5日も干せばぐにゃりと漬け樽に押し込めるほどに弾力が出て、長さも2/3程度になってしまいます。

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↑ 干す前のたくわん用大根。束で販売されています。

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↑ 千切りにして干した「切干大根」もこの時期だけの品。乾物とはいえ、早めに調理してくださいね。私もこれを味噌汁に入れたり、炒め物に使ったりしましたが、味が濃い!!

白菜漬けを作るなら!とオススメしてくれた品種は「山東菜(さんとうさい・な)」。
最近はよく八百屋さんで見かける野菜ですが、がっつりと漬物にするには小ぶりな印象があったんですが・・・あれは早めに収穫するから小松菜的なサイズだったんだわ!
本来はこんなに巨大に成長するようです!

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↑ 『白菜漬けは10日頃が一番味が馴染んでウマイですが、そのあと4~5日もすると酸っぱくなるでしょう?この山東菜で作った漬物は、酸っぱくなりにくいと農家の人は好んで使うんですよ。』とクラフトさん。

大根は葉芯を取って大根本体の味が落ちないように手を加えたり、軒下に紐でつるして干したりと多少手間がかかりますが、この白菜は干し方がいたって簡単!
根元に刃を入れる感じで1/3くらい切り込みを入れて、手で3~4つに裂いたものを、新聞や段ボール箱の上などに置いて天日干しすればOK。今の時期なら2~3日、もっと寒さがきつくなった天気の良い日などは1日もあれば適度に水分が抜けて、ぎゅっと旨味凝縮!漬物野菜ならではの甘味が引き出された白菜へと変身いたします。

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↑ 漬物野菜と言えば、高菜も出てました!

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↑ 下ゆでしてから油で炒めると、しっかりした食感と甘みが楽しめるんですって!漬け方も書いてありました。

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↑ 千枚漬けには大かぶ(京千舞)を。

大根を干すのが面倒!
という方には、干した大根も販売されているのでぜひ。
人気高いので、午前中早くに売れてしまうことが多いようです。そして、金額的にも、干す前は6~7本束になって600円程度ですが、干したものは同量で1,000円ほどするようです。

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↑ この日はもう売り切れ・・・。おととしに撮影した干し大根です。

干すのも漬けるのも、面倒!!
という方には、冷蔵棚に置かれている漬物コーナーへどうぞ。
ちょっと小ぶりなたくわん1本漬けもありますし、白菜も美味しい漬かり具合で販売されてます。

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↑ ここに並んだ漬物は、どれも少し塩気が強め。保存料を使わず仕込む漬物本来のお味です。

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↑ 売られているたくわんは見ての通り白いままですが、味は想像通りのたくわんに仕上がってます。

『馴染みのある市販の黄色いたくわんは、甘くて人工的な味付け。数切れいただけば十分ですが、こちらの漬物はどれも素材が生かされていて、惣菜を食べる感覚でばくばくいけますよ。自分で漬ければなお親しみも湧いて、美味しいものです。ぜひこの冬は漬物樽を用意して、気軽にチャレンジしてみてはいかがですか?』
漬け方は、最近ではインターネットにも沢山紹介されていますし、クラフトにいらっしゃる農家さんにちょっと声をかけると、やり方はもちろんのこと、ネットでは見たこともないような裏ワザやちょっとしたコツなども聞けたりします!
野菜を前に迷っているだけで、結構「あら、どうしたの?これはこう食べると美味しいのよ」なんて声を掛けてくれるお客さんもいたりするので、私もクラフトの買い物は楽しいんです。
皆さんも気軽に会話して、新たな技を発見してみてはいかがでしょうか?

他にも目についたお野菜といえば、八千代産の自然薯や、お正月準備に欠かせない八つ頭や黒豆、彩鮮やかな二十日大根やサラダ大根など。
特に来週あたりからは年末年始の準備で大変混雑しますから、野菜は1週間程度なら今の時期十分日持ちがしますし、狙うなら今週中に・・・。

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↑ 高級食材の自然薯。とにかく粘りが違います!!!
折れてない1本ものは贈答用として、短く2~3本入りのものはご家庭用に。山芋を想像して使ってみると、全然違うもっちもち食感に驚きます。


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↑ サトイモよりほっくりした仕上がりになる八つ頭は、見かけると必ず手にするようになったなび子一押し食材!京いもやセレベス、もちろんサトイモも、種類豊富に並びます。

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↑ 白・緑・黒ばかりの野菜料理に、こういった赤が入ると華やぎますね!酢を使った料理に使うと、色がより鮮やかになるようです。

お正月準備といえば、お餅も欠かせません。
クラフトさんでは12月4日からお正月用ののし餅・お供え餅の予約も始まっていましたが、その受付期間も25日(日)で終了します。その後も直接店頭で並んでいるものを購入出来ますが、予約だと欲しい日に確実に手に出来るのはもちろん、金額も50円引きになりますし、お気に入りの生産者のお餅を“指名買い”できるというのも魅力のひとつ!
生産者さんによって味や食感も違ってくるらしく、普段から餅コーナーで味をみておくのも手かも。

【お餅予約 詳細】
のし餅/1.4kg 950円、2.0kg 1,350円
お供え/1寸 250円、2寸 350円、3寸 950円、5寸 2,000円、7寸 3,000円
※予約は作業場へ直接声をかけてください。
※予約締切は12月25日(日)で、28日(水)~30日(金)の午前中に引渡しとなります。なお、料金は予約申込時にお支払いください。
※28日~30日の店頭販売時の価格は定価(予約の50円値引きは無し)になります。


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↑ 予約できる農家さんは、吉岡・藤縄・金子・鈴木・桜井・佐藤 さん計6名。サイズも金額も同一です。

ここのお餅は自家製もち米を100%単一で使っているので、とにかく餅の濃厚さが市販品と比較になりません!何というか、餅自体が濃く感じられますし、歯でちぎったときの弾力や伸びは自家製ならでは。普段スーパーの切り餅を食べ慣れていると、クラフトさんで買う自家製餅に感動すら覚えるほど。
ちなみに切り分けて冷凍しておけば長期にわたって保存がきくので、のし餅はやや乾燥した位で包丁をいれておくのがオススメ。固くなりすぎると、包丁が全く入らなくてどうにもならず・・・そのまま乾燥・かき餅行きになります。
28日からはお餅の売り場も倍になり、いつもの餅売場に加えて向かいの列にも切り餅、のし餅、お供え餅、さらに赤米を使ったものや丸もちなどなど、形や素材が豊富に揃います。
赤米は煮るとちょっと崩れやすいので、焼きもちがオススメですよ!

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売り場が拡大されるのはお餅だけではありません。
普段は見かけない栗きんとんやなますなどのお正月食材が並んだり、箱売りのみかんや落花生が販売されたり、帰省やご挨拶に使えるお土産品もメイン売り場へと置かれます。
特に千葉のお酒が豊富に取り揃えられていることもあって、お土産にお酒を選ばれる方も多いとか。「八千代桜」など箱が用意されているものは(別途箱代あり)、それに入れてから包装してもらえますが、他のお酒も瓶を直接包む感じですがお土産用にしてもらえます。

年末年始の準備はもちろん、年明け以降も漬物野菜は1月頃まで豊富にあるようです。
スーパーで食材を揃える前に、ぜひ一度足をはこんでみてはいかがですか?

●八千代ふるさとステーション 農産物直売所「クラフト」 047-488-3188
千葉県八千代市米本4905-1道の駅「やちよ」八千代ふるさとステーション内(地図
営業時間/9:30~18:00(4月~9月は~18:30まで)
定休日/第2月曜日
【年末年始の営業】
平成23年12月30日(金)9:00~15:00(営業時間短縮)、12月31日(土)~平成24年1月4日(水)までお休みです。
※平成23年12月27日(火)まで平常通り9:30~18:00
※12月28日(水)、29日(木)は9:00~18:00(オープン30分繰上げ)
※平成24年1月5日(木)は平常通り9:30から営業します。


【交通手段】
(バス)①京成電鉄「勝田台駅」より米本団地行き(約25分)②東葉高速鉄道「八千代中央駅」から米本団地行き(約20分)※①②いずれも終点米本団地下車 徒歩約5分③公共施設循環バス「ぐるっと号」でふるさとステーション下車

〔関連記事〕
・道の駅やちよの農産物直売所「クラフト」(2007年09月26日)
2010年12月23日 【追加記事】年末年始!食材準備はお早めに2009年12月23日 【追加記事】お正月食材を買うなら
2008年12月04日 【追加記事】お正月準備はお早めに!
2007年12月21日 【追加記事】お正月の買出しはお済みですか?